2020年1月24日金曜日

トイレ:あったか便座に交換!

さて、今回はいきなりですがトイレの便座についてです。




この家に引っ越してすぐにしたかったのは、トイレの便座の交換です。以前の住人は普通に綺麗にお住まいだったようで、便座もそこまでとんでもなくひどいというわけではなかったのですが、やはり使われていた形跡というのは分かるものです・・・

私は潔癖症というわけではない、というかむしろだらしない部類に入ると思うのですが、毎日この便座を見ているうちに、やっぱり交換しようかな・・・と思い、まったく経験のなかった便座ショッピングワールドへと繰り出しました(は?)。

調べてみると、アメリカの便座のタイプには以下のものがあります。

Round(丸形)
Elongated(いわゆる卵型)

そして、その中でも、便座がOの字になっているタイプとCの字になっているタイプがあります。これを、Closed(Oタイプ)、Open(Cタイプ)と言いますが、大多数はOタイプなので、わざわざ記述していないことが多いです。

そして、便座の材質ですが、大きく分けて:

プラスチック製
木製

があります。木製といっても白く塗ってあることがほとんどなので、見た目からは区別がつきませんが、実際に手に取ってみるとずっしり感が違います。

アメリカの便座は何ともシンプルです。トイレ便座に関しては独自のとんでもない発展を遂げている日本とは大違い。

File:Wireless toilet control panel w. open lid.jpg
出典:Wikipedia

アメリカでもウォッシュレットは買おうと思えば買えますが(実際に駐在家族さんとかは取り付けてます)、大体は何の変哲もない普通の便座がほとんどです。むしろ日本では探すことも難しくなっていそうな、本当に座って用を足すためだけの便座がこちらでは主流です。

私はとりあえず家の便座のサイズをはかり、ホムセンでざっと現物を見て、例によってネットで購入しました。うちはElongated型の約18インチ、きわめて標準的なタイプだったのもあり、確か一つ30ドル前後だったかと思います。便座は大抵蓋が一緒に付いてきます。便座と蓋のサイズって微妙に合わなかったりするので、確かにその方が無難ですね。

Amazon の便座コーナー

ちなみに便座、安いものは軽い薄いプラスチック製で、座ると微妙に動いたり下手すると割れたりします・・・。高いものは蓋や便座がバーンと降りてこない、いわゆる引き出しのソフト・クローズみたいな感じでゆっくり降りてきたりします。

取り外し・取り付けはいたって簡単。説明書等なくても見れば大抵分かる、というか、ネジが2本あるのでそれを外して古い便座を外し、新しい便座を取り付けて終了です(新しいネジやナットが便座に付属してくるので、それを使います)。

さて、ここまで来て、普段一番よく使うメインのトイレの便座はせめて少しいいものにしたいな、と思いました。うちは夫が日本人ではなくウォッシュレットにおびえるのと(笑)私も特に使う習慣がなかったのでいいとして・・・

真冬だったので、せめてヒヤッとしない温熱式便座がいいなぁ・・・でもゴツくて高価なものしかないなぁ・・・あっためるだけでいいんだけどなぁ・・・と思ってあれこれ探してみたところ・・・



ありました!!! 


一見何の変哲もない普通~の便座ですが。


コンセントから細いケーブルが便座につながっていて、ほんわかと温めてくれます。

UltraTouch Heated Toilet Seat というシリーズです。この「暖める」という目的だけに特化したシンプルさが逆に新鮮。うちの買った「White・Elongated」タイプ以外にも、「Biscuit(クリーム色)・Round」など、色々な組み合わせがあります。

UltraTouch Heated Toilet Seat コーナー

気になるお値段ですが、私が買ったときは送料込みでほぼ85ドルくらいでした。Amazonは価格変動するので今どうなのかはわかりませんが・・・30ドルの通常便座からはえらいアップグレードです。


届いたので早速取り付けてみます。ドライバーさえあれば誰でも簡単にできます。当たり前ですが交換作業前にはトイレ掃除を念入りにしましょう・・・相当にあちこち触るので。

この便座ですが・・・日本の便座がテスラ車だとすると、ダイハツの軽トラという印象です。必要なもの以外そぎ落とした感じ。

出典:ダイハツ

便座を取り付けて、コードをコンセントにつなぐとONになります。スイッチとか温度調整とかそういうものは一切なく、夏になったらコンセントを抜くと普通の便座に早変わり。

ちなみに、日本の便座に慣れていると、この便座は「ほんわか暖かい・・・かも?」という感じです。より暖かさをキープするには便座の蓋をしめておくことが大事らしいですけれど、蓋を開けっ放しにしていてしかも気温も寒い場合などは、座ると「冷たくはない」というくらいで、ヌクヌクに暖かいという感じではないです。

それでもアメリカ人は暖かい便座に座ったことのない人が大多数なので、レビューはすこぶるいいです。そもそもこの特殊な便座をAmazonでオーダーしている、さらにレビューをわざわざ残しに来ている、という時点で、便座というモノにかなり思い入れはある人達なんだと思いますが(;^_^A  

面白いのが、「以前日本旅行で日本の便座を体験して以来・・・」などと日本の便座への言及が見られることです(この便座自体はアメリカ製です)。また、味を占めて複数買いしている人もちらほら。

この便座、1年以上使ってみたわけですが、素晴らしいです。うちでは、ケーブルが目立たないように後ろの壁に沿って這わせて、トイレの外の壁にあるコンセントにつないでいます。


この写真では見にくいですが、このケーブル、便座の後ろ辺りで外せる仕組みになっているので、夏になったらそこで外しています。コンセントやケーブルはさしっぱなしにしていますが、便座は温熱式ではなくなります。



可動部分が極力少なくシンプルな構造のせいか、毎日数回の開け閉めを続けても問題なく動いています。

また、この便座で一番秀逸だと思うのは、便座の材質です。正確に何なのかはいまいち分からないのですが、固めのシリコン?かゴム?・・・微妙に柔らかい感じで、これが快適なのです。少し心配していた汚れですが、普通におしりふきで拭いていますが綺麗なままです。ちなみに裏側、便器に当たる部分は普通のプラスチックです。

今のように寒い時期は、寝室に上がってすっかり寝る支度をしてから(寝室のトイレは冷たい便座)「あートイレ行き忘れた」とわざわざ下の階に降りてこの便座を使うほどに気に入っています。本当はもう一つ買いたいところです・・・

あ、ちなみに日本ではよくつかわれる便座カバー、布製のアレですね。あれ、欧米社会では極めて評判が低いようで、私の周りでは「気持ち悪い」「座るのをためらう」「非衛生的」とさんざんでした。取り外して洗えるしむしろ衛生的な気がしていましたが、文化が変わるとこうも変わるものなんですね。確かに家族以外だったら少し嫌なのかな(例えば公衆トイレにカバーが付いていたらやっぱり少し気持ち悪いかも、というのと同じ??)。というわけで、我が家ではカバーはオプション外でした・・・

以上、便座でした。


ペンキ塗りツール(あると便利編)

さて、ペンキ塗りツールについてです。

ペンキを塗るにあたって絶対に必要であると思われるものについては以前ご紹介しました。

ペンキ塗りツール(一般編)

思いつくままに書いているので、色々と抜けているところもあるかもしれませんが・・・(;^_^A



それとは別に、こちらのホムセンやサイト、Youtubeなどで知った、ペンキ塗りを格段にやりやすくするようなプラスα ツールについてご紹介しようと思います。

最初はAmazonや店舗で売られているのを見て、何に使うんだろうこれ?というところから始まり、もうなくてはならない!というツールになった愛しい道具たちです。いや、見る人によったら当たり前のものだけかもしれませんが・・・


1)Purdy社のマルチツール

まずはこれです。

Purdy マルチツール
Stainless Steel Brush and Roller Cleaning Tool



最初見たときはよくわかりませんでしたが、これ、超便利。ペンキ塗りの行程でちょっと必要な道具を一つにまとめています。私の使い方としては以下の通り。(カッコ内)はツールの部位名です。

(先端部)
ーペンキを塗る予定に刺さっている釘を抜く
ーペンキ缶のフタを開ける

(左の丸い凹み)
ーペンキ塗り後のローラーブラシをローラーから外す
ーローラーブラシを水洗いするときにしごく

(右の櫛部分)
ーペンキ塗り後の刷毛ブラシ水洗いに使う


その他にも、左のブラシ洗い部の角がマイナスドライバーになっていたりして、外し忘れたコンセントカバーのネジを外したりもできてしまったりします。私が知らずにいる機能もまだあるのかもしれませんが、本当~に便利です。

特に重宝するのがブラシを洗う際です。ペンキ塗り、って実際に塗る作業よりも、その前の準備や、塗り終わった後の片付けの方が時間かかったりして、それが億劫すぎてペンキ塗りが嫌い、という人が多いんですよね。

このツール一本で、ブラシ洗いの際の時間や労力、水量の大幅な節約になります。特にローラーなどは流水の下で一回しごくだけで大量のペンキが流れ出て気持ちいいです。そしてステンレススチールなので、錆びもしません。素晴らしい。


2)ペンキ缶のフタ兼注ぎ口

正式名称が何かよく分からないのですが、シリコン製のカバーで、ペンキ缶の金属製のフタを開けた後にこれをはめます。

Shur-Line 2007061 Red Silicone Mess-Free Store and Pour Collapsible Paint Can Lid



こういう感じ ↓




ペンキ缶って、下手したら100年くらい同じ形状なんじゃないかと思うくらい昔から変わりませんよね。あの溝だらけのフタ、閉めるたびにだんだん歪んでいったり、隙間にペンキが入り込んで貼りついたり・・・そして何よりストレスになるのが、ペンキ缶からトレーに流し込む時にペンキがドロドロと垂れて、手も缶も床もペンキだらけに・・・

それが何よりもストレスだったんですけれど、これを付けることで上の注ぎ口の部分をポン、と開けて、そこからトレーに注ぎ、終わったら注ぎ口の蓋を閉めて・・・と出来るようになります。

ペンキ塗りが翌日に持ち越されることも多いのですが、その際は注ぎ口の蓋を閉めておき、翌日同じように繰り返せます。これで本当にストレスが軽減しました。

ただし、欠点というか注意事項がいくつかあり・・・

蓋が確実にはまっているか確認しないと漏れる

文字通りですが、一部だけがうまくはまっていなかったりするとそこからペンキが漏れてきます。注ぐ前にぐるっと全部はまっているか確認しましょう。

使用後の処置が面倒

これ、裏返すと結構ひだひだがあるんですよね。ペンキ缶にしっかりフィットするためには仕方ないのかもですけれど、ここにべったりとペンキが付きます。

一気に塗って、使用後ペンキが乾く前にすぐに外して水洗いすればいいのかもしれませんが、私は大体1日~数日後に外すことが多いです。そのころにはペンキは乾いて固まっていますので、溝の部分などは掃除が大変です。ただしアクリルペンキなどは、むしろ完全に乾くまで待てば、うまく行けばぺりぺりぺり・・・と一気に剥がせたりもしますが。

基本うちでは白とかクリーム系とかグレー系の薄い色のペンキを使うことが多いので、大雑把な私は以前のペンキが固まって付いたまま次のペンキに使ってしまったりしています・・・

白いペンキ付いたままですけど、中身はグレーのペンキです。

これだけの欠点を差し置いても、やはり毎回なくてはならないツールです。

ちなみに、最近はこれのシンプルバージョン(Shur-Line 06100 Gallon Can Paint Pourer
)↓ が出ているようです。洗いやすそうですが蓋は閉められないので、注ぐためだけに使う感じですね。




しかし、決定的なツールを見つけました! これ ↓ です。素晴らしい。




これ、このシンプルさが洗いやすそう! Foam Pro 61-5 というなんともやる気のない命名ですが、1個1ドル前後だしポチってみました。しばらくペンキ塗りの予定はないのですが(;^_^A

っていうかペンキ缶自体もう少し改善してほしい・・・

確か以前日本で使ったペンキは、上にプラスチック製のふたが付いていました。オリーブオイルとか大容量の缶で買うと付いてるような蓋です。注ぐのも綺麗に注げるし、使い終わったらまた蓋を閉めて保管できます。まぁ、金属とプラスチックとゴム?の混合物って感じのフタだったので、リサイクル観点からはあまり好ましくないのかもしれませんが・・・


3)パテ・ナイフセット

そのまんまですが・・・(;^_^A



これ、ペンキ塗りでの使い方としては、壁に打ち付けてある釘を抜いた後の穴、または壁の割れ目などの隙間にパテを埋め込み、それを壁に平らになるようにならしたりするために使うことが多いようです。

私はこれはマスキングをするときに、テープを切るのに使っています。特に壁の切れ目などは、指でテープを切るとまっすぐにならないので余分な部分が残ったり隙間にペンキが漏れたりします。

それが、このナイフを切りたい部分に押し当ててテープをナイフに沿って切ると、まっすぐに切れます。また、壁の境目、90度になっている部分などは、ナイフごとテープを角に押し当てて壁にぴったり貼り付けるときにも使います。


WORKPRO Putty Knife Set



テープの幅に応じて違うサイズのナイフを使っています。また、一番広いタイプのものは、タイル貼りをした時にタイルの上に漏れたセメントなどをこそぎ取るのにも使ったりしました。また、バスタブのコーキングを張り直す際、古いコーキングをはがすのにも使えたりします。

最初はケチってDollar Storeで買ったものを使っていたのですが、先がすぐになまって丸くなってしまうのと、錆びてしまったりして、すぐに使い物にならなくなりました・・・

Dollar storeで買ったものです。先が丸くなまってしまっています。これはこれでシールはがしとかに使えるので取ってありますが、もうテープは切れません・・・

これからDIYをどのくらいやっていくのかにもよりますが、私にとってはマスキングのためだけにもなくてはならないツールです。


4)小さいスペースのペンキ塗り用バケツ

正式名称は「Wooster Brush 8619 Pelican Hand Held 1 Quart Pail」だそうです。



そのまんまといえばそのまんまなのですが、小さい部分(縁など)を塗るときに、これを手に持って使います。刷毛ブラシや、小さいサイズのローラーブラシが入ります。絶妙のデザインで、どのようなペンキの量でもぐらぐらせずにしっかりとしています。

また、ブラシをしごくための斜面も付いています。この手のバケツは他にもありますが、この斜面が付いているかいないかでは仕上がりの質がずいぶんと変わります。



また、これは使い始めてから知ったのですが、斜面と反対側の壁の中にマグネットが埋め込まれています。このおかげで、ブラシが貼りつき宙に浮きます(↓ の写真で、刷毛が貼りついているのが見えますでしょうか)!




これが超絶便利です。大体私は片手で持ちやすいように&こぼれ防止のために半分くらいだけペンキを入れて使うことが多いのですが、ブラシをマグネットに付けていると、先っぽがちょっとだけペンキに浸かった状態で起立します。

小さいローラーブラシも横向きにするとちょうど引っかかるので、片手にローラーと刷毛と2本入れたバケツを持ったまま梯子を上り下りする、なんてこともできてしまいます。



この手のバケツには必須のライナーも3個入りで売っています。ペンキ塗りが終わったらライナーだけ捨てれば、片付けが簡単です。このライナー、なぜかLowesでは売っていないので、Home depotまで行かないといけないんですよね。こういう消耗品こそ地元で補充できると楽なんですけれど。というわけで、私はいつもネットでポチってます。




Youtubeなどで見ると、慣れた人はライナー買う代わりにスーパーの袋とかを入れて代用しているようですが、私はまだまだ初心者なのでライナーが使いやすいです。

また、ライナーを外した後の綺麗なバケツは、私はブラシ類を洗うときに使っています。というのも、キッチンの流しが一番深いのでそこで洗うことが多いのですが、周りにペンキがはねるんですよね・・・なので、このバケツを流しの中に置いて、その中でMessyな作業はするようにしています。

そして干すときもこのバケツに貼りつけたまま(刷毛ブラシは特に、横向きではなく下向きに干すことが推奨されています)干せるので、実に便利です。

私は大体一番最初の縁の部分や細かい部分をこのバケツと刷毛で塗り、その後普通サイズのトレーと伸縮可能なローラーで大きな面積を塗り、最後のタッチアップなどにこれをまた使って終わることが多いです。安価な割に使用頻度が高い、お気に入りツールです。

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とりあえず思いつくままに書いてみましたが、また何か思い出したら追加していこうと思います!




2020年1月23日木曜日

寝室のペンキ塗り(Before and After)

さて、初DIYとあって、道具を揃えるのに時間がかかりなかなか始めることが出来ませんでしたが、とうとうお待ちかね(?)のBefore & After 写真です!

まずは Before 写真↓です。この壁にはコンセントが2か所付いていたのですが、カバーは外して、コンセントを差し込む部分はマスキングテープを貼って保護しています。



こちらはペンキを二度塗りした後の After 写真です。実は塗り終わった後の写真を撮り忘れていたので、これは先日撮ったものです。もうベッドとか置いてしまっていますが・・・(;^_^A  この時点でペンキを塗ってから1年ほど経過しています。





塗ったのはこのベッドの後ろの一面だけで、天井の一部や隣の壁の色はもともとの
色です。そしてペンキの色は普通の白なんですけれど、たまたま天井の色ともほとんど同じだったようで違和感ありません。




ちなみにここで使っているペンキについてご紹介します。実は私は普通の室内用のペンキではなく、Mold&Mildew(いわゆる黒カビ、白カビ)防止用の特殊なペンキにしました。




Rust-Oleum Corporation 02711 Mold and Mildew Proof Interior Paint というペンキです。寝室ですので水を使うことはありませんし、特にカビに困っていたわけではないのになぜこのタイプにしたのか?? 理由は1つ。

プライマー(下地)がいらないから

この壁は元の色が濃い目のゴールドだったため、その上に白など明るい色のペンキを塗り重ねるとなると、まずプライマーというペンキの前に塗る下地が必要になることが多いです。

最近のペンキはプライマー入り、と言って、このステップを省いていきなりペンキを塗れるタイプも多いようですが、それも程度による(例えばベージュからグレー、など、淡い色から淡い色の塗り重ね)ようです。うちのように濃い色に薄い色を重ねる場合は、ここが重要になってきます。

私はとにかくパパパッと塗ってしまいたかったのと、塗る種類が増えるとブラシなどを洗う手間も面倒だと思い、下地のカバー能力が半端ないとされるこのタイプにしたわけです。また、アクリルペンキなので、塗り終わったブラシなどは水洗いできます。

ちなみにこのペンキ、宣伝通り、カビてしまったりタバコのヤニが染みついたような壁にそのまま塗ると、てきめんにカバーできるそうです。カビ防止剤も入っているそうなので、湿気の高いエリアに使うといいようです。レビューを読むと、カビた天井や壁などに使う人が多いようでした。

また、これはどうか分かりませんが表面加工されていない木にペンキを塗る際に、ヤニが滲み出てくるのを防ぐのにも使えるかもしれません。

欠点としては、色が白しかないということでしょうか。私はそのあたりはこだわりがなかったので問題ありませんでしたが、場合によっては致命的かもしれません。

以上、寝室のペンキ塗りでした!


2020年1月21日火曜日

ペンキ塗りツール(一般編)

さて、今回はペンキを塗るにあたって最低限必須だと思われる道具をご紹介していきます。これは例えば壁に限らず、家具を塗る、等でも同じかと思います。


前回は寝室のゴールド壁を塗るために、梯子を調達したところまででした(ペンキ塗りツール(梯子)のお話)。


1)ペンキ塗り初心者用キット

梯子を買った後は、とりあえずどんなものが必要なのかよく分からなかったので、ペイントキット的な、ブラシやローラーやトレーがひとまとめにセットになっているものを買いました。


Paint Roller Kit  


これらはプロのペンキ屋さんが使うには物足りない質のものなのでしょうが、ペンキ初心者には十分すぎるほど、というかローラーなどはなかなか壊れるものでもないので何度も使えます。ただ、あまりに安売りされているものは、よく見るとブラシの毛並みが荒い気がしたり、とそれなりの質なのが分かったりします(;^_^A  

私はとりあえずこの初心者キットではじめて、そのあと必要に応じて別のブラシやトレーを追加していきました。



Bates Painter Kit

ちなみに、ペンキ塗りも数回を経た今では、少し高め(1本10ドルとか)の王道と言われる刷毛ブラシを使ったりしています。ローラーはきちんと洗っていても 1-2回使うとどうしてもゴワゴワしてきたり、前のペンキの ”ふけ”が出てきたりするので、破棄して新しいものを使うことが多いです。

あと、これとは別に、ローラーブラシに取り付けられる延長ポールを買いました。



これです。大抵のローラーにはポールを付けられるような溝が付いているので、それを差し込んで使います。




 壁でも床でも天井でも使います。私にとっては必須ツールです。また、体からローラーが少し離れることで、力の加減がしやすく、よりムラのないスムーズな仕上がりになる気がします。また、腰にも大変優しいです・・・



2)マスキングテープ

また、最初にたくさん必要になるのはマスキングテープです。これは、塗るべきエリアのすぐ外に貼り、ペンキが周りの部分に付かないようにするためのテープです。




こちらでは ↑ の青いスコッチ社のものが有名ですが、ホムセンではゴリラ社や他の会社のものも売られていたりします。

見ただけでは性能が分からない&長さや幅もどの程度のものを選べばいいのかさっぱり分からなかったので、私は例によってAmazon の Masking Tape 部門でベストセラーだったこちらのブルーテープをいくつか購入しました。一番売れているってことは、これが一般的な長さ・幅なんだろうな、と思い・・・

また、友人に一押し!と勧められていた、あらかじめペンキハネ防止用のビニールシートが付いているタイプのテープも何個か購入しました。




↑ これです。これ、今まで存在を知らずにいたのですが、普通のマスキングテープのように使うのですが、テープの部分が蛇腹のように折りたたまれたペラペラのビニールシートとくっついています。

テープを一面に貼り終わったら、ビニール部分をパタパタと広げていくと、マスキングと床の保護が一度にできてしまうという優れもの。

これ、ビニール部分がテープに貼りついたりして慣れるまでは使うのに少しコツがいりますが、ペンキ塗りにはなくてはならないツールだと思います。



ちなみにマスキングテープはなるべく塗る予定のペンキとは対照的な色を選ぶといいと思います。

うちには ↑ のクリーム色タイプのマスキングテープもあるのですが、白っぽいペンキだとマスキングテープが目立たなくなってしまいます。例えば剥がすときに少しだけテープ部分がちぎれて壁に残ってしまったり、ということがあるのですが、白っぽいペンキに青いテープだと、はがし残りなどがはっきりとわかります。それもあって大方のマスキングテープは青や黄色など、あまりペンキ塗りでは使われにくそうな原色なのかもしれませんね。

3)プラスチックシート

さて、うちは塗る予定の壁がカーペットに接していたため、まずこのビニール付きマスキングテープでマスキングし、ビニール部分を広げた上に青いプラスチックシートを重ねておいて床をカバーしました。

こんな普通の防水シート ↓です。雨漏りとかトラックの荷台なんかにも使われる、こちらでTarpと呼ばれるものです。アウトドアストアで買うと結構なお値段するので、TargetやWalmartといった普通のお店で買った方が安いと思います。うちはTargetで一番大きいサイズを買いましたが、10ドルちょいだったような。



このシートは防水であれば何でもいいと思いますが、相当にペンキが付くので、ピクニックシートなどその後も使う予定のあるものは避けた方がいいかもしれません。

また、サイズですが実際にペンキ塗りしてペンキがはねると思われる範囲よりもずっと広い範囲をカバーできるようなものがいいと思います。特にカーペットの場合は、それこそ部屋中をカバーできるサイズがあれば最適だと思います。

これはなぜかというと、ペンキ缶やトレー、ローラーやブラシなどを置くエリアが必要なのと、靴下や梯子の足にペンキがいつの間にか付いていて、カバーされていない部分を歩いた後にペンキがカーペットに付着していることがあるためです。そういったことを避けるためにも、ペンキ塗りをしながら途中で部屋の出入りをしたりする動線上もすべて防水シートで保護するようにしましょう。

塗りたいエリアよりも大きいサイズのシートであれば、折りたたんだりして使えますが、小さいサイズのシートを何枚かつなげて使うことはできれば避けるといいと思います。これは、ペンキが複数のシートの境目から床に漏れることがあるためと、上を歩いたり梯子を動かす際に滑ったりズレたりして危険なためです。ペンキ缶を持ったまま滑ったり、梯子が滑ったりするのはとても危険です。シートは使い道が沢山あるものなので、ここはケチケチせずに大き目のものを用意しましょう。

ちなみに私が購入したのはTargetのこのTarpです(リンク)。調べた中では格安で、厚すぎないので折りたたむのも保管も簡単で、キャンプや家具の移動などにも重宝しています。

2020年1月18日土曜日

ペンキ塗りツール(梯子)

前回の続きです。

さて、壁を塗るぞ!と決めたものの、道具らしい道具が何もありません。なんせ以前までは小さな賃貸アパート暮らし、DIY用具も必要なければ保管スペースもなかったのです。

この金の壁をベッド搬入前になんとかしたいと

とりあえず、Amazonと近所のLowes(こちらのホームセンターチェーンの大手です)にて、必要かな?と思われるものをそろえてみました。


とりあえず揃えてみたもの

そして気が付いたのが・・・「上まで背が届かない」。梯子が必要! ローラーで塗るにしても、天井との境などはブラシで丁寧に塗らなくてはいけませんが、梯子がないと届きません。そもそも、ペンキ以前にマスキングテープから貼れません。

というわけで、まず大きな出費が梯子でした。いやぁ梯子ってずいぶんお高いんですのね・・・値段を見てびっくりしました。

うちはアメリカでは標準的な高さの天井なので、特別な梯子は必要なかったんですけれど、それでも 8ft(240センチくらい)の梯子は最低限必要でした。普通のアメリカの家でしたら、8ft の梯子でほとんどのことはできるかと思います。

これです。天井のライトにも軽々届きます。

標準的な高さの壁を塗るには、この高さがどうしても必要になって来ます。

最初はLowesやHome Depot(別のホームセンター大手です)に実際に梯子を見に行ったりしたのですが、そこでまたハタと気が付いたのが「車に載らない」ということでした (;^_^A

うちは車はセダンとSUVの二台があるのですが、この長さの梯子はまず載りません・・・というわけで、ここは便利にAmazonでポチって、配送料無料で玄関まで配達してもらいました。

(あとで知ったのですが、どこのホームセンターでも店舗で購入したものを運ぶ用に、ピックアップトラックを無料貸し出ししていたようです。でも夫は面倒がるだろうし、私は運転怖いし、ということで、どっちにしてもネット購入だっただろうな~ お店より割安だったし)

私が調べに調べてAmazonで購入したのは、Costco製の、


Cosco 8-Foot Signature Series Step Ladder

というアルミ製の梯子↑です。私なりのこだわりとしては・・・

1)重量:

このサイズになると、軽量なアルミ製でないと私の力では移動や設置がまず不可能です。しかもうちは階段が多いので、現実的に考えて私の力で持ち運べるのかどうか、ということをまず第一に考えました。

横にハンドルが付いていて、畳んだ後持ち歩くのも便利です。

うちは夫は体格はいいものの、DIYに全く興味がなく (;^_^A  大体私が一人であれこれやっているのがデフォです。そのため、夫に頼らず、小柄な私一人でも扱い可であるということがまず第一条件でした。

この梯子は22lbsだそうですが、そう言われてもあまりピンときませんよね。さらに、このように大きく嵩張るタイプのものは、重さだけでなく持ちやすさ、持った時の体の感覚、というのも重要です。ですので私はホームセンターに赴き、実際に持ってみたり、開いてみたり、もしてみました。

ちなみに例えば屋外など不安定な環境で作業をするようなプロ向け?か、ずっしりと重い梯子もありました。確かに風の強い中で屋根に上る、などという場合は、軽さよりも安定感が一番大事ですよね。

例えばあまり階段がないお家にお住まいで、体がしっかりした人で、屋外の作業でも使いたい、という場合には、細身のこのタイプよりも、多少重さは犠牲にしてもずっしりしたタイプの方がいいかもしれません。

2)値段:

梯子、高いです。8ftともなると、ハイグレードのものは数百ドルになることも。ですので、安めのCostcoブランドのモノに落ち着きました。Costco製梯子は3段くらいのステップスツールを台所周り用にすでに持っているのですが、それが意外にしっかりしていて重宝していたのもあり、Costco製品には安心感がありました。また、あちこちのサイトで評価が軒並み高かったというのも重要でした。



ちなみにホームセンターでは定価でしたので、Amazonで買った方が安いうえに無料配送でした。

3)デザイン:

これはそれほど重要でもなかったといえばなかったのですが、引っ越したての頃はペンキ塗りの他にも、天井のライトを付け替えたり、壁に何かを飾ったり、と梯子が常に家のどこかに出しっぱなしになっている状態がほぼ半年ほど続きました。

また、このサイズの梯子となると、ガレージ内でも見えないように片付けるのはほぼ不可能かな、ということもあり、あまり蛍光色で目立つものではなく、その辺に置いてあってもそれなりにおさまりのいい(?)と思われるシンプルなデザインのものにしました。これは実用性とは関係なく、単に好みの問題かと思います。

「Ladders」の画像検索結果
これらも人気のある梯子ですが、部屋の中に置きっぱなしになってるとさすがに存在感があります
この、Costco 8ft Ladder は最初の半年ほど使いに使い、その後は普段はガレージの床に立てかけておいて、たまーに使うという感じです。最近ペンキ塗りでまた使いました。特に問題もなく、おそらくこれから何十年も使うことになるかと思います。とても満足している買い物の一つです。

ただ、普段もっとよく必要になる高さのために、その後 6ft の梯子(今度はGorilla社のもの)を追加購入しました。こちらは当然ずっと軽く短いので小回りが利くため、普段からクローゼットに置いておいて気軽に部屋から部屋へと移動しています。あまりDIYはやらず、普段の電球交換や壁のデコレーション交換程度、という方はこれ一つで充分かと思います。
テープ・糊などで有名なGorilla社のものです。
条件的には8ftの時と同じ感じ(こちらの梯子は常に家の中に置いているので、デザイン等はこちらの方が重要かもですが)です。

Gorilla Ladders 5.5 ft. Aluminum Hybrid Ladder 

こちらはAmazonリンクですが、確か私は偶然ホムセンで安売りしているのを見つけて、お店で買いました。車にも載りますし、私でも片手で運べます。使用頻度としては一番多い梯子です。

さて、ペンキ塗りの話のはずが、梯子談義で終わってしまいました。でもこういうツールの選択って、DIYの成功にはとっても重要だと思うんですよね。これからも、Keyツールについてはディープに掘り下げて検証していこうと思います。

それではまた~